- クロード・ドビュッシー:雪の上の足跡
- アレクサンドル・スクリャービン:前奏曲第2番 作品74 (アントナン・アルトーの詩)
- オリヴィエ・メシアン:前奏曲第2番 (ゼノ・ビアヌ)
- スクリャービン:前奏曲第4番 作品11 (アルトー)
- ピョートル・チャイコフスキー:感傷的なワルツ (アルチュール・ランボー)
- ドミートリ・ショスタコーヴィチ:子守歌 (シャルル・ボードレール)
- セルゲイ・ラフマニノフ:前奏曲作品23-1 (ステファン・マラルメ)
- セルゲイ・プロコフィエフ:風刺第4番 (ボードレール)
- モデスト・ムソルグスキー:ビドロ (アルトー。ピエール・ジャン・ジューヴ)
- ショスタコーヴィチ:カノン (ジュール・シュペルヴィエル)
- 同上:エレジー (同上)
- ニコライ・ロスラヴェツ:前奏曲第4番 (アルトー)
- プロコフィエフ:風刺第1番 (同上)
- ロスラヴェツ:前奏曲第5番 (アラン・ボスケ)
- アレクサンドル・ラスカトフ:鎮静 (イヴ・ナミュール)
6月2日 マリインスキーコンサートホール 19:00~
2010年はロシア‐フランス年ということで、フランスの音楽家がよくペテルブルグに来ているが、このコンサートもその一環。上記のピアノの小品に合わせて、フランスの俳優が詩を朗読しつつ、同時に踊り(パントマイムといったほうがいいかもしれないが)を見せてくれた。また舞台の背景には大きなスクリーンが設置され、淡い模様が浮かび上がる。舞台上手に設置された台では影絵も。全部で1時間ほどの上演。
こういう文学と音楽のコラボレーションって好きだが、いかんせん、フランス語が分からないことにはどうしようもない。ロシア語の字幕ぐらい出てくるかなと思ったが、それもなし(あったとしても、字幕をちゃんと追えたかどうか、はなはだ疑問だけれど)。静謐な雰囲気を味わうしかなかった。そのせいかお客さんもまばら。せっかくフランスから来たのに。言葉の壁さえ何とかすれば、かなり楽しめると思うのだが。
こういう演劇的要素が濃い試みは、、小さな劇場、それもちょっとうらぶれた感じのところでやると、いろいろと想像力をかきたてられて面白い気がする。
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