2010年4月2日金曜日

スウィングル・シンガーズ in St. Petersburg

3月31日 ミュージックホール 19:00~

スウィングル・シンガーズのコンサートのチケットが、日本円にして3000円弱。しかも結構前のほう。特にファンというわけではないが、でも行かない手はあるまい。会場は、10月に平原綾香が歌ったのと同じホール。

コンサートの数日前にモスクワの地下鉄でテロが起きたが、コンサートのほうには何の影響もなし。そういえば昨年、ネフスキー・エクスプレスでテロが起きた当日も、ダイアナ・クラールのコンサートに行ったが、テロなどどこ吹く風といった感じだった。なぜか、外国からの大物アーティストのコンサートに行こうとすると、テロが起きる(いやなジンクス)。

肝心のコンサートだが、舞台に出てきた瞬間、「あれ、こんなオジサン、オバサンのグループだったかな」と思ったけど、音楽自体はフレッシュ。美しいハーモニー、「本物」と聞き間違えそうなボイスパーカッション。また音楽のみならず、歌っている最中の振付が面白くて、「見る」楽しさも十分あった(ここら辺は、YouTube で確認可能)。

でも個人的に印象に残っているのは、後半の途中で、観客にボイスパーカッションの練習をさせたこと。ユーモアを交えつつ、「ドム」「カ」「チ」と客席全体に発音させる。客席もノリよくそれに反応。そうやって遊んだ後、自分たちでボイスパーカッションを実演して見せて、プロの凄さを見せつけるという趣向。とにかく、客席を沸かせるコツを心得ているなという印象だった。

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