Musica Nuda:ペトラ・マゴニ(ヴォーカル)、フェルッチョ・スピネッティ(コントラバス)
2月27日 エルミタージュ劇場 19:00~
約2ヵ月半ぶりに氷点下の世界から解放されたペテルブルグ。しかしそのおかげで、積もった雪が溶けだして街中水浸し。歩くのも一苦労。これからはそういう季節だ。
一昨日から体調がすぐれなかったので行くかどうか迷っていたが、幸い回復してきたので、足を運ぶ。今度はイタリアのジャズ。ジャズと書いたものの、実際はジャンル不詳。ベースとヴォーカルというシンプルな編成で、クラシックからポップス、彼女らのオリジナル曲まで、いろんな曲を自由自在に歌い上げる。ポップなノリを聞かせたかと思えば、狂ったように歌に没入し、ものすごく前衛的な印象も受ける。案外、ルチアーノ・ベリオの声楽作品なんかと共通するものがあるかもしれない。
休息なし、80分ほどのコンサートで、あっという間に終わってしまった。イタリアにこんなユニークなデュオがあるというのは発見。世界中を探せば、もっといろんな面白いジャズが見つかりそうだ。今、オリンピックの真っ最中だが、ジャズ・オリンピックとか開いて世界のジャズを聞き比べるのも面白いのではないだろうかと勝手に夢想する(その場合、アメリカの扱いが難しいだろうが)。
0 件のコメント:
コメントを投稿