- レオシュ・ヤナーチェク:歌劇「マクロプーロスの秘事」(演奏会形式)
7月16日 マリインスキー・コンサートホール 19:00~
なんでこんなマイナーな作品に挑戦するのか分からないけれど、クラヲタとしては悪い気はしない。安いし(一番高い席でも300ルーブル)。あらすじはこちら。カレル・チャペックの戯曲をオペラにしてしまうなんて、さすがヤナーチェク。
マリインスキーの主力部隊は現在バーデン・バーデンに行っているはずなので、今日のオケは「二軍」(ちなみに今日は、劇場のほうでは「白鳥の湖」をやっていた。一体、ここのオケどれだけの団員を抱えているんだ)。コンマスは初めて見る若いお兄さん。これは(少なくとも技術的には)あまり期待できないかなと思っていたが、意外や意外。冒頭のホルンこそこけたものの、その後はしっかり鳴っている。ちゃんとヤナーチェクの響きがする!!そして、ちゃんとリハーサルした跡が窺える!!これは嬉しい驚きだった。
タタールニコフはいつもながらの明晰な指揮ぶり。歌手にも特に不満はなし(チェコ語の発音って、よく分からないし)。マリインスキーも、もうちょっとこのレベルの演奏を頻繁に聞かせてくれたら、言うことないのだけど。本当に、バーデン・バーデンとペテルブルグと、どちらが充実しているのだろう。
ちなみに、今日を最後に、コンサートホールは夏休みに入った。劇場のほうは22日まで。
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