2010年7月15日木曜日

マリインスキーの室内楽

  1. ルイ・シュポーア:6つのドイツ語の歌~ソプラノ、クラリネットとピアノのための
  2. ヨハネス・ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調 作品114
  3. ヨーゼフ・ハイドン:弦楽四重奏曲ニ短調 作品76-2
  4. アルフレッド・シュニトケ:弦楽四重奏曲第3番
アナスタシア・カラギナ(ソプラノ)、エントニ・ボナミチ(ピアノ)、マリインスキー劇場管弦楽団のメンバー
7月14日 マリインスキー・コンサートホール 19:00~


マリインスキーのオケには名手が多いので、もっと室内楽のコンサートをやってもいいように思うのだが、彼らの室内楽を聞くのは、これが初めて。ひょっとしたら、こちらが気がつかないうちに、フィルハーモニーの小ホールあたりでやっているかもしれないが。

面白いのは、普段のオケではあまり取りあげないような作曲家の作品が並んでいること。シュポーアとシュニトケはともかく、ハイドンをやっているのは聞いたことがない。ブラームスも、協奏曲とドイツ・レクイエムは聞いたけれど、交響曲は聞いたことがない。

さて、聞いた結果だが、う~ん、確かに上手いのだが…。特にシュニトケなど見るからに難曲なのに、決して弾き飛ばしていない。

ただ、個々の奏者の音の間に、まだ隙間があるような気がした。音程とか縦の線はそろっているはずなのに、アンサンブルとしての緩さを感じさせてしまうのが、音楽の面白いところ。音楽のベクトルが定まっていないと言えばいいのだろうか。この印象は、オケでも時々感じる。

シュニトケなんて、もうちょっと「狂気」を感じさせてほしいなと思う。滅多に聞けない曲なので、生で接することができただけでもありがたいのだが。

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