2010年11月24日水曜日

しわくちゃにした紙の音はどうなっているの?~ジョン・ケージ

  1. クルト・ワイル:ユーカリ(Youkali)
  2. エリック・サティ:最後から2番目の思想
  3. ジョン・ケージ:"5", "But what about the noise of crumpling paper which he used to do in order to paint the series of "Papiers froisses" or tearing up paper to make "Papiers dechires?" Arp was stimulated by water (sea, lake, and flowing waters like rivers), forests"
  4. フランク・ザッパ: "How could I be such a fool", "Mom & Dad", "The Sheik Yerbouty tango,"
  5. ジミ・ヘンドリックス:Angel
  6. アレクセイ・アイギ:"Ping-Pong is living", "Loft", "Equus II", "Nextango", "Finistere", "8"
アレクセイ・アイギ&アンサンブル4'33"
11月24日 フィルハーモニー大ホール 19:00~

先日に続き、クラシックの影響を受けたロシアン・ロックの世界。昨年の9月、モスクワに滞在していたときにも、このアンサンブルは聞いた。その時は、クラシックぽい編成でロックをやっているという感じだったが、今回は前半で本当にクラシックを取りあげていた。

一番楽しめたのは、ジョン・ケージのすごく長いタイトルの曲。さすが「4分33秒」と名乗るだけのことはあって、ちゃんとケージの曲もやってくれた。この曲を聞くために、このコンサートに行った価値があったと言っても過言ではない。ロシア語のプログラムだと、「しわくちゃにした紙の音はどうなっているの?」というタイトルになるが、原題はものすごく長い。この曲について、詳しくはコチラ

6人の奏者が、ポコ、ポコとスローで打楽器(一人はピアノ)を叩きながら、合間合間に紙をぐしゃぐしゃと鳴らす。ある人は、水の入ったコップにストローを突っ込んで、ブクブクを音を立てたり。客席は笑いをこらえるのに必死で、最後のほうにはあちこちでクスクスと笑い声が…。まったく、なんという「音楽」だろう!!でもこういうジョン・ケージが大好きだし、安価でこういう曲(演奏)に接する機会を提供してくれるから、ロシアのコンサートはやめられない。

ケージの印象が強烈すぎるので、他の曲や演奏についての印象は割愛。

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