2011年1月14日金曜日

もう一回オネーギン

  • ピョートル・チャイコフスキー:歌劇「エフゲーニ・オネーギン」
ボリス・グルジン指揮、マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団、アレクセイ・マルコフ(バリトン)ほか
1月10日 マリインスキー劇場 19:00~

「オネーギン」は1年半前に聞いているけど、その時は疲れていて、前半寝てしまった。というわけで再度見にいったが、う~ん、何というか。

チャイコフスキーのメロディーは素晴らしいし、物語としても、何といってもプーシキンの(つまりロシア文学の)最高峰だから、オペラとしては最高だと思うのだが、今回は演奏がダメ。まずオケのピッチがまるで揃っていない。マリインスキー劇場管弦楽団といっても、実態は様々だ。

歌手も、レンスキー役のセルゲイ・スコロホドフが風邪をひいていたらしく、第2幕の決闘前のアリアを、咳をしながら歌う始末。誰か代役はいなかったのだろうか?おかげで、何やら同情を誘うアリアになったが(この直後に死ぬし)。他の歌手はまあまあだったかな。

いつか「まともな」演奏で「オネーギン」を聞いてみたい。

0 件のコメント: