2010年9月24日金曜日

フィルハーモニーのシーズン開幕~リール国立管弦楽団

  1. マヌエル・デ・ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」
  2. ジョルジュ・ビゼー:「アルルの女」第1組曲+ファランドール
  3. エクトル・ベルリオーズ:カンタータ「クレオパトラの死」
  4. イーゴリ・ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」
ジャン=クロード・カサドシュ指揮、リール国立管弦楽団、ソフィー・フルニエ(メゾ・ソプラノ)
9月24日 フィルハーモニー大ホール 19:00~


やっとフィルハーモニーのほうもシーズンが開幕。ただし、開幕を飾ったのはフランスからのゲスト。リール国立管弦楽団、知らないなあと思いつつ、でも当日になって足を運んでみた。ロシア以外のオケを聞く機会は貴重なので。何度もここに書いているけど、期待せずに行くと結構良かったりする。

もっと重厚な音を出すオケ、華やかなオケはヨーロッパにたくさんあるだろうし、ソロもそれほど上手いとは言えない。でも生のオケの音っていいよね、と思わせてくれるものがあった。縦の線はやや緩めだが、別にいいんじゃないのという気になる。

こうした軽く明るく、でも一定の厚みを持った音というのは、ロシアではなかなか聞けない。フィルハーモニーのオケの音は、もっと暗くて硬い。ツボにはまった時のパワーは凄いけど。マリインスキーの場合、ソロは見事だが、オケとしてはひどくスカスカな音を出す。

このコンビ、ナクソスから結構CDを出しているらしい。帰国したら買ってみようか。CDで聞くと印象が違うかもしれないが、それはそれでいろいろと学べるだろうし。

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