2011年10月8日土曜日

Sapporo Short Fest 2011 オールナイト上映

ただ今、第6回札幌国際短編映画祭を開催中。
こういうのは知らない監督、知らない俳優ばかりなので、いつもより好き勝手な感想を抱ける。でも今年は時間がないので(??)、オールナイト上映でまとめて見ることに。見たのは、インターナショナル・プログラムのBからF。夜の10時から朝の7時半まで。楽しかった。帰ると、すぐに寝てしまったけど。せっかくなので、備忘録として印象に残った作品の感想を。

ラ・デタント(I-B)
ピエール・デュコス、バートランド・ベイ/2011、フランス、8:30
鮮やかでスピード感あふれるアニメーション。

キス・ビル(I-B)
イナ・ホルムクイスト、エメリ・ウォールゲン/2010、スウェーデン、29:00
某ドイツのロック・ミュージシャンに憧れるスウェーデンの仲良し女学生2人がベルリンに行く話。この2人、実はロシア系移民の子というのが重要な背景ではないかと思う。フィクションだと思っていたが、ドキュメンタリーと知って驚き。

ブロークン・ナイト(I-B)
ヤン・ヒョジョ/2010、韓国、23:00
なかなか怖い話。でももっとグロテスクにできそう。

シュガー(I-C)
ジェローム・アノッケ/2010、オランダ、7:35
人が事故死するという笑ってはいけないお話(エッチなショットもあり)を、爆笑コメディに仕立て上げる才能に脱帽。

カタルシス(I-C)
セドリック・プレヴォスト/2010、フランス、18:00
始終映画のことを考えている映画監督の頭の中を映画化するとこうなるんじゃなかろうか。

リン(I-C)
ピアス・トンプソン/2010、イギリス、25:00
プログラムには「見知らぬ港街」と書いてあるが、街の人はロシア語をしゃべっている。話の展開をちゃんと呑みこめたわけではないが、ひょっとしてタルコフスキーを意識しているとか?

ベイビー(I-D)
ダニエル・マロイ/2010、イギリス、25:00
伏線の張り方がうまい。でも、この主人公の行動はどのように理解すればいいのだろう。特に女性に聞いてみたい。

エクスターナル・ワールド(I-C)
デイビッド・オレイリー/2010、ドイツ、15:00
エロ・グロ・ナンセンスの極みのようなアニメーション。ここまで徹底的に「バカ」をやってくれればスッキリする。ちなみに、作者はどうやら日本のアニメやゲームが好きらしい。

ゲッティング・エアー(I-F)
マーク・ノーナン/2010、アイルランド、8:00
母子家庭の親子の孤独と愛。

リリー(I-F)
カシミール・バージェス/2010、オーストラリア、15:00
明らかにヴィスコンティの「ヴェニスに死す」を意識している。

ジョッシュ・コンディション(I-F)
ユルキ・ランタスオ/2011、アメリカ、26:32
アメリカ版草食系男子の夢物語をコメディーにしたら。

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